木之内農園様|コーポレート・ECサイトリニューアル

案件概要

熊本県南阿蘇村でいちご狩りや加工品づくりを手がける観光農園、木之内農園様。以前のホームページは更新のたびに制作会社へ依頼するしかなく、ECサイトもASPのテンプレートのままでした。ブランドの再定義をテーマにコーポレートサイトとECサイトをリニューアルし、公開後は比較的若い世代の来訪も増え始めています。

クライアント

木之内農園様(観光農園・小売/熊本県南阿蘇村)

制作内容

コーポレートサイト+ECサイト(らくうるカート)リニューアル

公開時期

2026年4月

担当範囲

企画・デザイン・コーディング・保守(すべて)

木之内農園様について

木之内農園様は、熊本地震で大きな被害を受けた南阿蘇村で、いちご狩りやジャムなどの加工品づくりを手がける観光農園です。地域の恵みを生かした商品づくりを続けながら、震災からの復興の歩みを重ねてこられました。

ご相談いただいた背景・課題

きっかけは取引先からのご紹介でした。木之内農園様では、これまでファミリー層やシニア層の利用が中心で、若い世代の来訪が少ないことが気になっていたそうです。商品づくりも、素材へのこだわりを強めた都市圏向けの展開へと軸足を移しつつあり、農園としてのブランドを一度きちんと再定義したいという思いがありました。

一方でホームページは、更新のたびに制作会社に依頼するしかなく、自分たちのタイミングで手を入れられない状態が続いていました。ECサイトもらくうるカートのデフォルトテンプレートのままで、商品の魅力を伝えきれていない雰囲気があったそうです。

nicikaの提案と制作内容

特に重視した軸は3点です。

ビジュアル訴求

都市圏向けに付加価値の高い商品展開を進めるにあたり、まず素材そのものの魅力を視覚的に伝える必要があると考えました。高解像度の写真を大胆に配置し、ジャムの果肉感や摘みたての苺の瑞々しさが伝わるレイアウトにしています。

震災ストーリーの発信

南阿蘇村は熊本地震で大きな被害を受けたエリアです。ただ「いちご狩りができる場所」として紹介するのではなく、震災を乗り越えてきた農園の歩みを伝える特設ページを設け、地域の物語とともに訪れてもらえる構成にしました。私たち自身も大分・玖珠で自社ツアーを運営していますが、体験の背景にある土地の物語まで伝わると、来訪者の記憶に残り方がまったく違うと感じています。木之内農園様のケースでも、この視点を大事にしました。

自分たちで更新できる仕組みへ

以前は更新のたびに制作会社へ依頼するしかなかったという課題に対しては、CMS(WordPress)を採用しました。テンプレートを一から作り込むのではなく、汎用性の高いSnow Monkeyというテーマをベースに構築することで、コストと自由度のバランスを取りながら、木之内農園様が自分たちのタイミングでお知らせなどを更新できる仕組みにしています。

あわせて、ECサイト側もASP(らくうるカート)の制約がある中で、配色やフォントの選び方をコーポレートサイトに近づけ、2つのサイトを行き来しても世界観がぶれないよう調整しています。商品ページの探し方も、「果実で選ぶ」「用途で選ぶ」など実際の選ばれ方に沿って整理しました。

リニューアル前

リニューアル後

結果・公開後の変化

公開後、サイトが新しくなったのを見て、比較的若い世代のカップルやファミリーの来訪が増えてきているそうです。これまで中心だったファミリー層・シニア層に加えて、狙っていた層に少しずつ変化が出てきています。

担当者からひとこと

震災を経験した土地の歩みを、ホームページという形でどう伝えるかは、木之内農園様と何度も話し合いました。派手な演出を足すのではなく、農園がこれまで歩んできたことがそのまま伝わることを大事にしています。

こんな方へ

阿蘇・熊本エリアで観光農園や直売所を運営されている方へ。商品や見た目だけでなく、地域の物語も含めてブランドを伝え直したい、自分たちの手で更新できるサイトにしたい、というご相談はお気軽にどうぞ。

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